センスのある本棚のつくりかた


『おひとりさまマガジン』なるものを文藝春秋が出した。
ふと、これは買いづらさでいうとエロ本以上だな、と思ったし、
タイトルとしても、エロ本として成り立つな、と思った。


あるいは、ひとりだなぁ、さみしいなぁ、と思ってるアラフォー世代を慰めてくれる、
という意味でもエロ本みたいだし、
上野千鶴子責任編集、とデカデカと書いてあるのを見ると、


アダム徳永責任編集『adam』 for men (1週間MOOK)

アダム徳永責任編集『adam』 for men (1週間MOOK)

アダム徳永責任編集とまたダブって見える。


これはエロ本ではないのだとすると、ただの実用本なのだろうか。


「オトコの持続力強化マニュアル」が袋とじになっているらしい。
袋とじと言えば、エロ本としての十分条件である、という認識はいかにも古くさいのだろうか。


かたや、「おひとりさまマガジン』には、
「シングルの特権!選べるセックス」とある。


現代の書架にはこれらをエロ本のなかに忍び込ませる、という書店員さんのセンスは
いかほどに評価されるのだろうか。


アマゾンのこれを買った人はこんなのもリストにはおそらくないのだろうけれど。


という無意味なことを考える日曜日もたまにはわるくない。




さてさて、日本シリーズでも見ることにしようかな。