2012-01-01から1年間の記事一覧

ぼくらが降りていくべき場所

最新の『Casa BRUTUS』の表紙を含めて巻頭には ソニアパークさんが最近オープンさせた「DOWN THE STAIRS」が掲載されている。 まだA&Sが代官山と青山(の骨董通り)の路地を入ったところにしかなかった頃から彼女の審美眼には敬服していた。 そこは日用品と…

コーヒーフロートっていう力の抜け方がすきです

長岡市(旧和島村)にある加勢牧場を訪ねた。 道の駅わしまで食べることができるガンジーソフトクリームを提供している牧場と 言えばわかる方も少なくないのかもしれない。 約束の時間前に到着してしまったので、クルマを降りてうろうろしていると、 ご両親…

洗い物のない夜はすぐに眠ることができる

幼少の頃、外食は間違いなくおいしいものだと思っていた。 まさか家のごはんのほうが外食よりおいしいと思ってる子がいるなんて想像もしていなかった。 そういう子はどこに食べに行ってもそれほどおいしくないから、おうちがいい、なんてことを言うのかもし…

矛盾的でありながら本質的な。

調理とは「素材にダメージを与えること」で、 いい調理とは「できるだけ素材にダメージを与えないこと」 というわかりにくそうで腑に落ちる話を聞いた。 そして、女性の魅力のひとつに「透明感」というものがあり(蒼井優ちゃんに代表されるような) 透明感…

庭ができあがるとき

四季はめぐる。 春がきて、いろんな花々がそれぞれのタイミングで咲いている。 ある花はすでに散りはじめ、またある花はもうすぐに盛りを迎える。 「いつその庭は完成したと言えるのか」 チューリップが主役なので、それが満開になったときです、と言えるの…

経済性のすきまを覗いたら一箱古本市と北書店が見えた日

一箱古本市というものがあるらしい、ことは知っている。 一箱という制約のなかで、参加店主がある思考の軌跡とそこからなる宇宙を表現する場、 ではなくて、一箱のなかに古本を詰め込んで古書店店主になり、 そこを訪れた人たちにご案内し、ご紹介し、お譲り…

庭のはなし。

4月も7日になろうというのに雪がばさばさと降ってきた。 ひょっこりと帰ってきた冬を目の当たりにして、桜が遠のいていくのが見えた。 とはいうものの、土のなかはだいぶ暖かいみたいです。 昨年の紅葉が終わろうとしてる頃からずっと土のなかにいた彼らは…

このちいささをはかる度量衡とは。

とてもちいさな話をする。 何がちいさいかはご想像におまかせする。 しかしながら恵方巻きにまつわる話ではないので、あしからず。 衣類用の洗剤の話。 最近はゴミの軽減ということもあり、詰め替え用が売っている。 だから同じ洗剤を使い続けるのであれば、…

寒中お見舞いにかえて

【リース】(英: wreath) 花や葉などで作られた装飾用の輪。特に、室内の壁やドアに飾られる装飾物として使われる。 【熊手】 農業や庭の掃除に使われる、短い歯を粗い櫛状にならべた棒を垂直に柄に取り付けた農具。 幸運や金運を「かき集める」という意味…