2007-01-01から1年間の記事一覧

繋がることの愉悦

雪がしんしんと降り続けている。 どうやら今晩はずっと降り続けるようだから、2年参りに行こう、という人は くれぐれもスッテンコロリンにならないように気をつけてくださいね。 そんななかで、今年を1文字で表すと何かな、ということをふと考えてみた。 「…

幅と奥行き

小杉真二さんのクリスマスピアノコンサートに足を運ぶ。 以前にノアノアで今回のコンサートの主催者である薄田さん夫妻と小杉さんが 飲まれていた席にたまたま僕が出くわし、 すこしの間お話をさせていただいていたことがあった。 そのときに薄田さんが今度…

レベルが上がる、という過程について

急に頭んなかで、ゴルフのレッスンプロと美容師が繋がったんだ。 美容師がブラシやスタイリング剤を駆使してとてつもなくかっこいいスタイルを 作り上げることって、 レッスンプロが生徒さんが持ってるドライバーを全力で振り切ってとてつもない ロングドラ…

子年を迎えるまえに。

人間、よりおいしいものをわかっていなければ、 文句も言わずそれなりの定食屋に通い続けられるものだし、 より使いやすいものを知らなければ、 そのまま使えるもので満足はしなくともなんとかやってられるものだ。 ここにとても使い勝手のよいものがあった…

アンチ「アンチエイジング」論

お客様の誕生日にはお手紙をお出しするようにしている。 そこには誕生日月のご来店で1000円オフさせていただきます、とある。 そういう方のお会計の際に、僕らは「おめでとうございます、1000円お引きいたしますね」 と言い添えた上で、総合計額をお客様にお…

このリンゴはあのリンゴではない、ということ

ルミノさんから密がたっぷり詰まった、とてもとてもおいしいリンゴをいただいた。 密と果実の比率が3:7くらいで、まるで海と陸みたいなバランスだった。 それも、箱に入った5つのリンゴのうち3つをいただいた、ということで 残りの1つはノアノアさんの…

column0712

とある日、美容室に髪を切りに行った。 ほとんど髪を切り終わり、アシスタントのハマさんに代わって 彼にシャンプーをしてもらいながら、「これから」についての話をした。 美容師としてやっていくこともとても大切なことのひとつなのだけれど、 家族との時…

美容師の働き方の幅を広げるために

師走に入って ただ僕が忙しがっているだけなのだろうけれど、 バタバタしている。 ミニコミ誌もそろそろ発行の時期なのだけれども、そのバタバタによって だいぶズレこんでいる。 困ったモノだ。 ミニコミ誌に載せる予定のコラムを以下にご紹介しよう。 誤字…

牡蠣のような存在とは

カキってね、すきなものでも1位だし、きらいなものでも1位なんですよ、 と佐藤さんは言い、さらに続けて、カキみたいになんないといけないんだよ、 とも言った。 ある種のおいしさとまずさは相性を介在しつつ、すれすれに存在している。 そして、ともに強い…

スタッフが辞めない店を作るために

またひとりお店を後にするひとを見送ることとなった。 このことは本当に残念でならないのだけれど、 引き留められなかったということは、 絶対にここに残り続けることが自分のためになるよ、 と確信をもって言い切ることが今の僕にはまだできていないのだろ…

クルクルパーになりたい

ルミノさんから活けていただいてる花で なんだかクルクルパーみたいなやつがやってきた。 まるでオアシスという脳におさまりきれない発想が 溢れ出してきているような雰囲気がそこにはあった。 最近茂木健一郎がケンブリッジ大学のトリニティカレッジにいる…

未来への余裕としての空き地

午前11時「おへそのココチvol.2」でアロマティカの木下さんから 寄付してください、と言って預けられたお金に ほんの少しお店から色をつけて、燕市長に寄付をしにいく。 天気の話からはじまり、あたりさわりのない世間話を経由して、 美容の現状と今後に何と…

「これから」を考える上での示唆として

30歳を目の前にすると、誰もが今までの自分を振り返り、これからの自分に思いを馳せる。 とはいうものの、どう生きていこう、ということばかり考えていては、なかなか前には進めない。 それが定まった時点で40歳になっていたのでは話にもならない。 そこを保…

おへそのココチvol.2を終えて

天気予報のとおり、冬へのスイッチがカチッと鳴ったのが聞こえた。 大雨、ではないが、強風がぴゅーぴゅー吹くような天候となる。 前日までにテーブルや椅子の配置を含めた準備は整っているはずであった。 しかし、まだまだな部分がたくさんあった。 臨機応…

付記

当日の天気予報が雨から雪に変わりました。

おへそvol.2前日にて

ついにイベント、の前日。 天候は晴れ。 夕方からぐずつく、との予報。 イベント当日の予報は、雨で気温はかなり下がる。 その翌日の予報を見ると雪だるまも初めて姿を現した。 最低気温1℃とある。 困ったものだ。 ほぼ準備は整った。 そのことについて、ま…

映画「めがね」を観ながら思うに

なんともひとことで言えない映画である。 そりゃそうだ。 かつて村上龍が「この小説をひとことで言うとそうなりますか」と聞かれ、 ひとことで言えたら小説なんて書いてません、というようなことを言っていたのを 思い出した。 でも、あえて映画「めがね」の…

一面の紅葉が見れなくても

津川にまで紅葉を見に行く。 高速に乗って1時間弱。 遊覧船乗り場に足を運ぶ。 気温は10度をすこし下回るくらい。 薄着がたったって肌寒いけど、どうやら船は外ではなく、室内であることがわかり胸をなでおろす。 かなり満員に近い船内で、まるで温泉行きの…

おへそのココチvol.2概要(現時点での)

日時:2007年11月18日(日)午後1時から7時頃まで 場所:パリスラヴィサント 燕市吉田2760-1 入場料:300円・1ドリンク付き500円ご参加予定コンテンツ ・占い 平野晴山さま 手相占い・動物占い 12分 1000円 ・占い 星貴子さま 天使(エンジェル)カード 12…

レバレッジの具体例

11月18日(日)に「おへそのココチvol.2」をやることになった。 初回を6月にやって、わりと好評のうちに終えることができた。 もちろん反省するところもたくさんありはしたが。 計画したのがひと月前だったから、どれだけご参加いただける人が見つかるんだろ…

私企業が街をつくることについて

ジャスコ新潟南店(のワーナーマイカルシネマに映画「めがね」を観)に行く。 http://www.aeon.jp/jusco/niigataminami/ ありゃ、街だね。 街であり、アミューズメントパークだよ。 だって、こどもにとってみたって、 サントピアワールドに行くよりもスリリ…

スタバの効用ついて語ることの効用

朝日新聞(日曜版)をパラパラめくる。 「スタバではグランデを買え」の広告がデカデカと出ていた。スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学作者: 吉本佳生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/09/14メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 2…

ちょっとしたメモ書き

サービス業の仕事とは、「わざわざ」を大切にすること、な気がした。 もはや、どうやったって、ひっくりかえったってできないことって、自分を手術することくらい かもしれない、と思った。 短編小説と美容室との相性の良さについて。 こんな風景がふいに浮…

得てしていいヤツは早くいなくなる

知っている、ハグしたこともある、イヌが交通事故で死んでしまった。 どうやら家の柵を跳び越えてのことだったらしい。 あんまりあたまのよくない、でもとてもヒトが好きな、こどもが乗れるんじゃないか、と思うほどの 大きさのゴールデンレトリバーだった。…

「おっそわけ」の効用

朝晩は肌寒くなったのだけれど、昼間は快適な気温で心地よい。 稲刈りの終わった田んぼの脇で揺れているコスモスを見ると 心から秋の到来を感じる。 そんな折に、フローリストルミノさんがキンモクセイをおっそわけしてくれた。 ほんのりキンモクセイが香っ…

ノドの痛みは何を予兆しているのか

朝晩が急に冷え込んだものだから、今ひとつ体調がすぐれない。 「早めのパブロン」はしたけど、やっぱりすぐれない。 「街場の中国論」のなかのこういう一説が気になった。 僕たち日本人には、日本人としてのアイデンティティの危機に遭遇したときに、 そこ…

ラーメンはヘルシーではなく、ジャンキーでなければならないのか

お店の近くに「冨志」(ふうし)という名のラーメン屋さんができたので食べに行く。 場所は国道116号線から三宝の交差点を燕方面に入って300メートルくらいのところにある。 できてからずっと混み合っているようで、ようやく足を運ぶことができた。 前評判は…

マツリからカミが離れていく

夢まち委員会主催のワークショップにて、県央の「文化」について考える。 「文化」には伝統と土着性が不可欠な要素であるとすると、 その代表的なものは「祭」ということになる、そうでね・・・。 よくわからないので、辞書を引いてみる。(『精選版 日本国…

経営者と職人のあわいに立って

京都に長らく住んでいたんですよ、と言うと、決まって どこかおすすめの場所はありますか?と聞かれる。 あまりに質問の射程範囲が大きすぎて、どんな方向性で考えたらいいのかさえ よくわからない。 食事なのか甘味処なのか神社仏閣なのかおみやげもの屋な…

橙の灯のような。

ランプのかたちの起源をこういう花に見る。 ものがまだ、ものとしてなかった頃に、 人は何をもとにもののフォルムを構想したのか?と考えると とても興味深い。 発色のいいオレンジ色が真夜中の枕元にあったら便利なのに・・・。 プロトタイプはそんなふうに…