響きと意味が共存する言葉を探して

Serendipity: the natural ability to make interesting or valuable discoveries
by accident (Longman Dictionary of contemporary English)

セレンディップの3人の王子』という童話がある。
それをホレス・ウォルポールという作家が1754年にかの童話のなかの

王子たちは旅の途中、いつも意外な出来事と遭遇し、
彼らの聡明さによって、彼らがもともと探していなかった何かを発見する

という「何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能」を
セレンディピティ」と名付けた。
詳細はこちらで。
http://www.qualia-manifesto.com/serendipity.html


偶然を事後的に必然と思わせる力、あるいはもっと主体的に偶然を必然に変える力。
まさにこれからではなくって、今であると思うこと。
というわけで「セレンディップ(Serendip)」というのはわるくないな、という結論に達す。
いかがだろうか?



種を植えると、水と紫外線の力により、それは芽を出し、成長を遂げ、その植物の本来性を獲得する。
イデアもその成長に必要な要素が何か特定し得ないが、その何かの力により、
ひとつの形となり、そこに存在し始める。


Seeds grow Crafts(シーズグロウクラフツ)


物理的・実体的なモノや空想・妄想を含めたアイデアが育ち、ひとつの形をなす、
そのプロセスにさえ美しさは宿りうると思うのですよ。
これまたいかがでしょうか?

モノの質感、手触り。

それに通じるものとして私の好きなモノは
革・石・毛・セメント・煉瓦のようなマテリアル。
温かみ。 
アルミの柔らかく曲がる感じとか
使い込んだ革の変化していく感じとか
流木の、水による変化とか。

作品でいえば、
ワイヤーや毛糸、綿とかボタンとか
コーヒー豆やパスタ。


これらを短い言葉で言語化するのはやっかいですね。
でもこのやっかいさのなかにこそアイデアや思いの核が埋め込まれているはず。
一言で言い表せないことが思いの核であるときに、それを一言で表すことは可能か?
とりあえず、もうすこし考えてみることにします。




それはさておき、まずは思うつくままに備忘録として書き記しておきます。
読んで意味がわからない方、ごめんなさい。
最後まで読んだことがセレンディピティとして何か思いがけないことに
繋がらんことを切に祈ります。