さいごの夕食

入院中、さいごの夕食は焼き鳥3本がメインディッシュ。
ちょっと健康体になると、ビールがあったらいいのに、と思ってしまう。
ほんとうにちいさなグラスでいいから、きっと酒は百薬の長となるにちがいない。


病院食はそれほどわるくない。
まず定時に配られること。
そしてカロリーが管理されていること。
くらいだろうけど。


もっとテンションがあがる食事ってのはとても効果的な治療法になると思うが、いかがだろうか。
入院中だから、粗食。
いやべつに、豪華な食事をとりたいわけではない。
ただ、たのしみにできる食事。
すくなくとも、味噌汁の具にもやしだけってのはいかんよ。
味噌の色にもやしがなじんでしまって、まったく視覚的なおいしそう、というシグナルを脳に送ってはくれない。
ちなみに今宵は具がキャベツだけの味噌汁。


僕は病院にあまりにフィットした病院らしさは必要ないのではないか、と思う。
それはさらにそこにいる人たちに病気を意識させることになるし、それが治療のベースとして
最適な環境とは思えないから。
もちろん、それ以上のことを言うと、それは患者のわがままに分類されてしまうから、
それ以上の要望を口にすることはないのかもしれないけれど。


退院は明日の午後一番、外来診療を終えた担当医と現状の確認と今後の方針を共有してからとなる。
それまでに入院費を払ったり、細々とした事務手続きを済ませる。


ということで、けっして多くはない関係者のみなさま、今回はご心配をおかけしましたが、
そんなこんなで無事退院することができそうです。
まだ勝手な自己判断であれですが。