休日の午前、手際のよい撮影のさなかに

月曜10:00より『住まいnet新潟』の取材。
お店のなかをカメラマンさんがシャカシャカ撮りまくる。
営業の方が配置を直したり、アシスタントみたいな役割をしながら進めているようだけれど、
お店の日常的な風景ではないような配置でもいいのかなぁ、とも思いつつ見守る。
その間にライターの方と取材のような雑談。
細かい話はなく、大きな物語をする。


たとえば、
洗練とあたたかみを同居させた、緊張感と居心地のほどよいブレンド感とか
マーケティング的思考を前提にして、この街に何がふさわしいものをつくる、ではなく、
まず自分としてこういうものがある街に暮らしたいと思えるものをつくりたかった、とか
で、そういうニーズとちょっと違う方向を向いたお店という制約をつくって、
そのなかでビジネス的にもうまくやるにはどうしたらいいかを考えたいんだよな、とか
いうことの延長線上にあることをぐだぐだと割と楽しく話した。

そうこうしているうちに撮影は終わったようで、写真のチェックもなく彼らはぺこりと頭を下げながらその場を
あとにし、僕はそれよりすこしばかり低めに頭を下げてお送りした。


はたしてあのライターさんはこんな大きな物語からどんな文章を紡ぎ上げてくれるのだろう。
あくまでもお家を建てようとしているひとが見る雑誌であって、妄想家がパラパラめくるような雑誌では決してないのだから。