ビックマウスの効用

思想哲学・原理原則を学んだ若者はみんな決まって謙虚。
まるで謙虚に振る舞うことが正解であるかのように。
それは守備的姿勢でしかないのではないの??
でも亀田興毅のようなビックマウスの人がいないのが残念。
ということを先日の「情熱大陸」の道尾秀介さんを見て思う。
http://michioshusuke.cocolog-nifty.com/blog/

月と蟹

月と蟹


彼は言う。

「今度の直木賞、取ります」と宣言したうえで、
文学賞を利用して自分を追い込んでるんです。いい作品を書くために」と。

みんな、なぜビックマウスにならないのか、と言えば、結果が出せないとかっこ悪いから、ではなくって??
謙虚な姿勢さえとっていれば、結果が出せなくても、失敗してもそれほどに言われはしないのだ。
こういう保険には加入した方がよいのだろうかね。
ビックマウスは自分へのプレッシャーをかけ、最高のパフォーマンスを引き出すための方法論。
あえて、顰蹙を買ってでもその効用を求めることは高度なモチベーション維持手法でしょう。
少なくとも、二十代であれば、「若気の至り」という時限的免罪符が使えるではないか??
(こういうのと草食系男子っていうのはどこかでつながっているのだろうか。)


理想についてなら誰でも語ることができる。
もちろんそれを追い求める姿勢をとることもできる。
でも実践、行動し続けることができない。
だとしたら、自分から自分を追い込む、という方法以外にどんな方法が。
理想を思い描くだけで、実現するのであれば、あらゆる人の夢が叶うだろう。


というようなことを、ふと考える休日。