考えてない感じを考えてつくる、ということ。

自然に近づけるってそういうことじゃないかな、と。


雑作なく、なにげなく、ずっとそこにあったかのようにつくるということはむずかしい。


まるでピックニックに行って野にある花や果実をかごに投げ入れたかのような。
農家の軒先におばちゃんが畑から持ってきたかごは案外こんなふうかもしれない。



ルミノさんのお花にはそういう感覚が垣間みれて好感が持てる。
つくりこみすぎない。
でもつくりこんだもののほうが手が込んでいていいな、というひともすくなくないだろうから困ってしまうんだろうな。


美山荘の摘草料理をふと思い出す。